「旧型バス王国」に激変の予感
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さて本題に入りますが、実は昨日、私はバスで安芸市まで出かけてきました。
なぜ鉄道のごめん・なはり線を使わずバスなのかといえば、高知市と著名観光地の室戸岬とを直結するバスを長年にわたり運行してきた土佐電気鉄道が、来る10月1日(土)をもってこの路線を子会社の土佐電ドリームサービス(略称TDS)に移管すると同時に、運転本数を1日わずか1往復 (現在は毎日6往復)にまで削減することになり、それに伴って現在同路線を走っている貴重な旧型バスたちに、 大量の廃車が発生するかもしれないという事態になってしまったからなのです。
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高知県はもともと県民のマイカーへの依存度が高く、バス事業者が早くから経営効率化を迫られてきた地域。高速路線や高知市近郊の高需要路線を除くと、バスもほとんど新車では賄えない状態で、それを補うために各事業者は経年車を入念に整備しながら延命させたり、他県から状態の良い中古車を購入したりしています。
中でも、土佐電鉄系の企業は旧型車の整備修復技術に長けており、その結果製造から20年以上を経過した貴重なバスが多数現役で運用されるという、バスファンから見れば夢のような状態が高知で実現することになりました。
ところが、運転本数削減となれば話は全く別。余剰気味になってしまったバスは状態が悪いものから順次廃車されていくのが世の常であり、経年の長い車両ほど生き残れる確率は低くなってしまいます。ましてや、室戸岬急行線はかつての花形観光バスが「第2の活躍場所」を求めて集結する路線。旧型車の中でも外観や性能で一歩抜きん出たものが走っているのですから、鉄キチであると同時に旧型バス派でもある私にとっては
「急行室戸岬行、廃止一歩手前へ」
の一報にいてもたってもいられなくなり、はりまや橋のターミナルで目の前に現れた、 1982年製の貸切格下げバスに飛び乗ったという次第なのです。
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JR高知駅-室戸岬間直通便に充当されている車両のうち、 3台は製造後20年オーバー。中でも、今回乗車した三菱K-MS615N型は唯一のモノコックボディ車で、23年前に投入された時からスタイル的には時代遅れと言われていたそうですが、高床構造でありながら乗り心地も良く、貸切車時代にはなかなかの人気者でした。
いよいよ「ラストラン」が秒読みに入ってきた昭和の名優たち。お気に入りの車種を選んで室戸岬行に乗れるのも、きょうを含めてあと3日です。
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