2005年12月 1日 (木)

タッチの差で…?

 午前2時半という途方もない時刻に、四国から笠岡へと戻ってきたライター Shi-Mamuta であります。

 帰郷中も、携帯電話からココログが読める「ココモブ」を利用して有名どころの記事をサーチしていたのですが、あの眞鍋かをり嬢私と1日違いで土佐の土を踏んでいたという事実を知った時は心底驚きました。石鎚山の麓に生まれながら、その多忙さゆえなかなか四国帰郷の機会に恵まれない“女王様”。この時期に彼女が高知入りした理由は、ウィー選手参戦で大いに沸いたカシオワールドゴルフ関連か、それとも某人気スペシャルドラマのロケ…?

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 さて私の旅程ですが、29日はしまなみ海道・国道317号(奥道後)経由で松山入り、さらにそこで妹と合流し当日中に揃って高知入り。翌30日は日没後に高知を離れ、松山で妹と別れて国道196号(菊間)・しまなみ経由本州帰還…というものでした。

 高知~高松道・瀬戸大橋経由だと180kmほどの高知-笠岡間が、松山へ回り道をすると実に265km東京-小田原間(東海道回り)あるいは大阪-姫路間に相当する距離を余分に走った計算で、復路はさすがに疲れました。きょうは昼夜逆転パターンの勤務だったから良かったものの、これが朝からの出勤であれば大遅刻は免れませんね…というより、こんな時間に新記事書いてませんって(滝汗)。

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 それこそ眞鍋嬢の記事中に登場する“しょこたん”ではありませんが(笑)、四国滞在中はHPの更新用素材に加え、松山・高知の気になるポイントの様子をあちこちカメラに収めてきました。近日中に写真を厳選してSTALOG上で公開しますので、どうぞお楽しみに!

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2005年11月 2日 (水)

驚きの大容量化!

 今回は、ココログ以外のブログユーザーの皆さんから妬まれてしまいそうな「ご報告」です。

 「お知らせ」 ページにアクセスなさった方は既にご存じかと思いますが、今月からココログのサーバが大幅に増強され、 1ユーザー当たりの最大容量がこれまでの33倍~50倍と飛躍的にUPしました。

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 具体的に示しますと、私 Shi-Mamuta は「プラス」プラン契約者ですので、STALOGの最大容量は100MB(メガバイト) →5GB(ギガバイト)に。 「ベーシック」 プランでも50MB→2GB「ココセレブ」 掲載の皆さんなどがお使いの「プロ」プラン(最高機能プラン)に至っては300MB→10GBと、一気に「2桁ギガ」の世界にまで足を踏み入れています。10GBの容量を日本語テキストファイルで埋め尽くせば、実に119年分の新聞紙面上の文字がすべて収まる計算になりますから (注)、その巨大さが分かろうというものです。

 ちなみに、現在ココログ上で最も「重い」とされるテキストページはここTB記事数3,183件(11/2 15:05現在) という大記録がすべてを物語りますが、そのページ容量とて「プロ」 プランのブログ最大容量に比べれば4,000分の1にも満たない数字。「近い将来、“女王ブログ” の初期の記事が消されてしまうかもしれない」という私の心配ごとは、今やすっかり杞憂と化してしまったようです。

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 しかし、だからといってやたら大きな音声や動画のファイルをブログに貼り付けていいのかといえば、どうやらそうではない様子。今回から総容量UPと同時に「1ファイル当たり10MB以内」 という新しい制限が付け加えられています。増大するサーバ負荷を考えての決定事項と見られますが、これには「ブログとしての常軌を大きく外れた使い道にストップをかけさせる」 という狙いもあるのでしょう。

 10MBのファイルといえば、ビットレート128KbpsのMP3音声で10分25秒相当。アナログVHSビデオ並みの画質のWMV (Windows Media ビデオ)ファイルでは2~3分相当にしかならず、ダイヤルアップ接続だとダウンロードのほうにその12倍程度の時間を要してしまう、というレベルです。

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 ということで、動画ブログ=いわゆる「ヴログ(vlog)」用途としてはまだ少し物足りなさが残る今回のバージョンアップですが、この大容量を駆使すればかなり面白味のあるブログを創れるのは間違いなさそう。私も今月からは「ロケ地」にポータブルMDレコーダーとステレオピンマイクを携え、 「鉄ネタ1記事につき1分間の音声付き」というブログ環境を目指してみることにしましょうか…。

(注)新聞1面当たり5,000字、1日の紙面数24面、年間353日発行として計算。なお、 1GBは10億7374万1824(=2の30乗)バイトではなく、単純に10億バイトとした。

【11/3 2:12追記】
 11/1付「Broadband Watch」や、翌日付の「ネタフル」にも、ココログの保存容量拡大についての記事が掲載されています。

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10/30付・間違いさがしの正解】

 「5時15分発今治行の表示が、土讃線方面の列車の配色になっている」

 今治(愛媛県今治市)は予讃線の駅だから、「今治」の文字を囲む枠の色は黄色でなければならない。それなのに、写真の時刻表ではそれが土讃線(琴平・阿波池田)方面行きを表す赤色になっている…というのが、間違いの内容です。

 コメントで一発正解をはじき出したYoshikenさん、お見事!(笑)

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2005年10月22日 (土)

“トラバ詐欺”にご用心!

 きょうもまたもや有名ブログを巡っていたところ、前回ご紹介した眞鍋嬢のエントリー 「上記の通り領収いたしました」に寄せられたトラックバック(TB)記事の中に、こんな文面を発見

眞鍋かをりさん、大変です!
貴方のブログのトラックバックの中に、
ワンクリック詐欺サイトがあります!
非常に多くの方の目につくおそれがありますので、
直ちに該当のトラックバックを削除されますよう、
進言致します。

  「リンク先に面白そうな(?)ブログ記事がある」と思ってそのリンクをクリックしてみると、ジャンプ先にブログはなく、そこは違法な現金振り込み強要サイトだった…ブログウォッチャーの良心につけ込む、まったくもって非道なやり口ではありませんか!

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 この警告記事をお書きになったオラフ55さんは、ニセTBのリンクをクリックして実際に詐欺サイトへ入り込んだものの、インターネット接続時にブロードバンドルータとファイアウォールを併用していたことから「個人情報は何一つ外部に漏れ出していない」と冷静に判断。さらに、ニセTB記事の中でその名前を挙げられたアナウンサーが在籍する日本テレビに宛てて 「このような詐欺サイトが存在し、その中で貴局のアナウンサーの名前が勝手に使われている」という報告メールを送信し、詐欺被害の拡大防止に万全を期したといいます。

 同じ仕掛けのニセTBは他の著名ブログにも多数見られましたが、ところによっては文面が文字化けし、何が書いてあるのかサッパリ判らないものまで。オラフ55さんがご自身の記事中で 「眞鍋嬢への伝言」というスタイルをとった理由は、「上記の通り~」の本文に続くTB一覧をご覧いただければ、もはや説明するまでもないでしょう。

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 ここSTALOGでは、ブログ本来の情報交換機能を全面的に生かすため、すべての記事でコメントおよびTBの送信を受け付けています。しかしながら、悪意ある者が市民ブログ内に次々と「恐怖の落とし穴」 を仕掛けに来た場合、ここがまたワンクリック詐欺の舞台になってしまわないとも限りません。

 有害TB記事に対しては厳格な対応をとらせていただきますが、皆さんも悪質なワンクリック詐欺には細心のご注意を!

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2005年10月19日 (水)

とんでもない時間帯の更新ですが

 著名人系ブログの巡回をしていたところ、なかなか衝撃的な新エントリーが2件見つかりました。

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 まずは、野村克也氏以来のプレイングマネージャー(選手兼監督、以下PM)となることが決定した、プロ野球・ヤクルトの古田敦也捕手。マスコミ等を通じての報道発表に続き、昨日14時52分、自らのブログにも「緊急更新」 というタイトルでPM就任発表の報告記事を載せています。 一連の引退騒ぎ以降、ブログの更新が途絶え気味になっていた古田さんですが、このUPの速さは特筆ものです。

 かねてから注目度が高かった事柄だけに、「緊急更新」へのTB記事数の伸びは驚異的なレベルに達していて、元記事が上がってから半日で実に600件超。引退騒動から一転現役続行が決まったことを歓迎するもの、来期からの激務による古田さんのストレス増加を心配するもの、選手補強以前に古田さんへのPM就任要請へと乗り出した球団の経営方針に釘を刺すものなど、その内容も様々ですが、選手会長として昨年「プロ野球の危機」から幾多の選手たちを救ったという彼の大きな経験は、PMとしてのフィールドでも大きく活かされ、近年その人気に翳りが見えてきたとも言われるツバメ軍団に、必ずや新しい旋風を巻き起こしてくれるに違いありません。とにかく、これは期待大

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 もう1つの注目記事は、やはりというべきか“女王” 眞鍋かをりさんの作。彼女の名を「畑違い」 のSTALOG上に載せるのはそろそろ控えようとも思っているのですが、 エントリーを重ねるごとにネタの振り方がどんどん巧くなり、私たちが手がける「純・ 庶民ブログ」との面白さの差は広がる一方なのですから、もう取り上げない訳にはいきません。

 きょう1時27分に上がったばかりの最新記事は「上記の通り領収いたしました」。タイトルの意味深さがまた “女王流記事”の魅力でもある訳ですが、その内容はといえば、 眞鍋さんが化粧品を購入した店のレジで領収書を受け取る際、 彼女の旧字姓が書きづらいだろうからと、 レジ係に名前をカタカナで書くよう頼んだというもの。顔もよく知れたタレントさん、 その名をカタカナで書くくらい何のことはないはずなのに、出来上がった証書を見てみると、 そこには常識では考えられない誤記が!?

 これまた既にTB祭り状態で、中にはそのタイトルに洒落を効かせたものまで。 今やトラックバッカーたちの間でも、 記事センスの優劣を競い合う時代に入ってきたんですねぇ…。

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2005年9月10日 (土)

「日本時間」に異変?

050910_1  日本の鉄道が世界に誇れるものの1つが「定時運行」。自然災害や事故、あるいは特段のラッシュが原因で遅れる場合を除き、きょうも日本全国至るところの列車が、時刻表に記されたダイヤ通りに走り続けています。

 通勤電車が1分遅れただけで乗務員に文句を言う者が現れ、新幹線や特急列車が2時間以上遅れると特急料金が払い戻しになる(注)。こんな国は、世界中探しても他に見つからないことでしょう。

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 その定時運行の基準となっている日本標準時(Japanese Standard Time:JST)に、来年の元日(2006年1月1日(日・祝))、ちょっとした「異変」が起こることになりました。地球の自転・公転周期と原子時の基準を揃えるため、この日の午前8時59分00秒から9時00分00秒の間が61秒間に延長される、つまり「閏秒(うるうびょう)」が挿入されるのです(独立行政法人「情報通信研究機構」による公式リリースはこちら)。

 現在の世界標準時は「協定世界時」(英 Coordinated Universal Time:略称はフランス語の語順に従い UTC)と呼ばれるもの。古い時代の時刻基準だったグリニッジ標準時(Greenwich Mean Time:GMT)を参考にしつつ、セシウム原子が振動する周期の9,192,631,770倍の時間を基準として1秒の長さを決め、GMTに修正を加える形で1958年に採用されました。

 地球の公転周期、すなわち1年の長さはおよそ365.25日とされているのですが、原子時であるUTCを実際に採用してみると、これが365.25日よりごくわずかに長いことが分かってきました。しかも、そのスパンは年によってまちまち。これを修正するため、UTCによる1972年1月1日午前0時の直前に1秒を追加したのが閏秒の始まりです。JSTはUTCに比べてちょうど9時間早いため、日本では同じ日の午前9時の直前に、史上初めて閏秒が挿入されたことになります。

 閏秒の挿入は「UTCとGMTの誤差は常に±0.9秒以内でなければならない」「調整はUTCの1月1日または7月1日、いずれも午前0時の直前に行う」という2つの基準によって実施され、これまでに延べ22回行われてきました。よって、もしこの世に閏秒のシステムが生み出されていなければ、私たちは今GMTより23秒近くも進んだ時刻を「世界標準時」と信じて生きていることになっていたのです。

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 ところが私たち一般市民は、閏秒という時刻修正の仕組みをことさら意識することなく生活を続けています。

 日常生活における時刻の基準となっているのは、NTTの「117番」ラジオ放送で聞ける時報、朝や正午過ぎにTV画面の左上に表示されている時刻テロップなど。もちろん、そのすべてが原子時計によって刻まれるJSTの基準信号に連動しているため、閏秒修正は滞りなく行われています。しかるに、私たちが強く意識してそれらに接するのは、自室の掛時計や手持ちの腕時計、あるいは携帯電話の内蔵時計が正しくない時刻を示している時くらい。「必要があるときだけ時計を合わせればいいヤ」という考え方で時刻情報を捉えているのが常ですから、閏秒修正のことなど知る由もない、というのが実情ではないでしょうか。

 IT情報やトリビア的小ネタの宝庫として知られるブログ『ネタフル』のライター・コグレマサトさんも、今月8日付のエントリー「2006年1月1日は1秒長い」の中で、現にこう述べています。

うるう秒というのは聞いたことありますが、こうして実際に1秒追加されるのは初体験‥‥と思いきや、「1999年1月1日以来7年ぶり」ということで、以前にもあったことなんですね。記憶にありませぬ。(原文通り)

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 それでも、もし閏秒挿入による標準時修正のシステムがなければ、私たちの生活は確実にパニック状態になっているでしょう。「GMT+9時間」とJSTの2つの標準時体系が存在している世界で起こり得ることを、いろいろと考えてみてください。

 JRと私鉄が接するターミナル駅で、時刻表上では間に合うはずだった私鉄の電車に乗り換えられず、10分ロスした。

 JST午前9時ちょうど、ハイテク株にオンライントレードでの買い注文が殺到。ところが兜町のサーバはGMT+9時間基準で稼働、東証取引開始と同時にたちまちサーバダウン。

 NHKの夜8時45分からのニュースが終わる時間より、民放の夜9時からのドラマのスタート時間が早く、ニュースを最後まで見ていたらドラマの冒頭を見逃した。

 ケータイの時計をJSTに合わせ、約束の時間ピッタリに待ち合わせ場所に現れたのに、彼女の時計はGMT+9時間基準。「20秒遅れた」と言われて彼女にフラれ、茫然自失…。

 まあ、最後のは極端すぎる例ですが、2種類の標準時体系がどちらとも認められている世界では、こんなことが本当に起こらないとも限りません。ですから、「世界標準時を1つに揃える」という行為が、私たちの生活の中には必要不可欠なのです。

050910_2  幸いにして現在では、面倒な時刻修正を勝手にやってのける「電波時計」というアイテムが、各社から多数発売されています。福島県と佐賀県から発信されている「標準電波」(通称JJY)にJSTの基準信号が含まれていることを利用し、その電波を自ら受信して正しい時刻を刻み続ける時計で、自動時刻合わせの頻度は1日に1回から数回。閏秒修正が行われるとさすがに1秒進みますが、それもごく一時的な現象です。閏秒修正のシステムがお分かりになった皆さん、お近くの時計店や量販店で実物の動作を確かめてみませんか?

(注)新幹線や特急列車が2時間以上遅れると特急料金が払い戻しになる=JR旅客6社の場合。急行料金についても同様です。

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2005年9月 3日 (土)

続・遂に買いました!

 前回記事に続く「もう1つのマストアイテム」の話題です。

 かねてからSTALOGでも紹介記事を掲載していた、タレント・眞鍋かをりさん(愛媛県西条市出身)によるココログの看板ブログ『眞鍋かをりのココだけの話』がこのほど書籍化され、去る8月29日(月)から順次全国の書店で発売されています[インフォバーン刊/四六変形判(120×187mm)・334ページ・税込1,365円]若手芸能界の名文家とまで評されている彼女の記事群が、いよいよ文学作品と肩を並べる形で本屋さんの店頭に姿を見せたのです。

050903_1  大都市圏では前週土曜から店頭に並んでいたというところも多かったようですが、その日が全国への出荷開始日だった模様で、実物がわが高知市に到着したのは公称発売日より1日遅れの30日(火)。@niftyからの発売直前情報にあったようなポスター類の掲示もなく、その扱いはごく普通の平積み新刊書並み。“IT時代の申し子”の取り上げ方も地方書店ではこんなものか…と思いつつも、STALOGのサブタイトル上でトレンドウォッチャーとなることを宣言した建前、発売当日に同書へと飛びつきました。

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 ブログ本の存在については「紙とインクと人件費の無駄遣いだ」として否定的な意見も少なくないのですが、私自身は「新しいテキスト文化のあり方」としてこれを大いに認めています。

 ……それまでインターネットを通してしか見られなかった優れたコンテンツが、誰でも日常的に接することのできる“紙のメディア”として世に出され、その結果より多くの人に評価される。また、一度そのコンテンツに接したことのある者でも、思い立った時にその内容を自由にチェックし、再評価することができる。

 天変地異やサーバ事故、または人的要因によって一瞬にして消え去るかもしれないデジタルデータが、印刷物に形を変えて半永久的に生き続ける

 さらには書籍となることで、各記事に文芸評論としてのより高い価値が生まれる……。

 特に「デジタルデータが一瞬にして消える」という点については、アメーバブログの一番人気サイト『実録鬼嫁日記』のように、書籍化に合わせて初期の記事がごっそり削除されてしまったという例もあるため、意外と油断ならないのが実情。ココログにも最大300MB(「プロ」プラン)というサーバ容量の縛りが存在している以上、そこにUPされていた古い記事がいつ消されたとしても、ブログを見る側からは何も文句を言えません。ですから、優れた才能の持ち主によるコンテンツが半永久保存化されることには、非常に大きな意義を感じるのです。

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 さて、書籍版『ココだけ』に収録された記事はといえば、記念すべき初エントリー「皆様、コンニチワ★★★」(2004/06/30)から、同書発売の公式リリースに当たる「ご報告」(2005/07/02)までの全89本。ブログ界全体に“眼鏡っ娘ブーム”を巻き起こした傑作写真投稿「なりきりTommy february6」(2004/07/12)も含まれています。一気に読み切ろうとすれば大変な文章量であることに驚かされますが、眞鍋さんの撮りおろしポートレート写真が適度な間隔でこれらに差し挟まれており、あたかも彼女のトークショーをその場で見ているかのような感覚で読み進めることができます。

 記される場所が画面から紙面へと変わっても、エンターテイナーとしての第一級の感性で書かれた「超日記」が持つ空気感に、変化はほとんど見られません。もちろん、独特の文字強調に象徴される高度なテキスト表現技法は、モノクロ印刷の紙面上でもしっかり健在。各記事に続く後日談的な追記もなかなか面白く、中には風化しかけていた過去の記事に生気を取り戻させている例もあって、本当に一字一句から目が離せなくなってしまいます。

 「これはもはや並のブログ本ではない。IT世代が本当に追い求めていた、新しいエンターテイメント・エッセイの形を提示したものだ」…掲載当時に私がまだ知らなかった過去記事を読み返してみるにつれ、そんな思いを同書に抱き始めました。

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 と、ここまで書籍版『ココだけ』のメインコンテンツについてばかり述べてきましたが、同書には前述のポートレート写真全27点のほか、ブログ登場店の紹介コーナー、ブログ未掲載のケータイ写真を集めて作られたミニアルバムなど、眞鍋ファン垂涎のコンテンツも満載。さらに、ブログの持つ効用やその作り方の基本、眞鍋さん自身が語るブロガーとしての心得など、市民ブロガーにとって有益な情報をまとめた巻末特集もあり、野口札+αという価格設定以上に“お買い得な仕様”となっています。

 地方書店のオーナーの皆さん、「ブログ本なんて…」と言いながら今の扱いを続けていたのでは、いずれ大魚を逃しますゾ!

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[STALOG関連記事]
「“女王”が教えてくれるもの」(2005/07/23)

[他ブログの関連記事]
●古田敦也公式ブログ「ここだけの話」(2005/09/02)

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【9/21追記】

 眞鍋さんのブログ本は、初版3万部が相場とされるタレント関連書籍の中で異例の5万部スタートとなったそうですが、「市民の“IT熱”がまだ低い」といわれる高知市内でも売り切れとなる書店が現れるなど、全国的に高い人気を博しています。

 どうしても最寄りの書店で入手できないという方は、当ブログの左サイドバーにある「おすすめの書籍」から、同書のオンライン予約をご利用ください。

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【2006/02/12追記】

 当記事に対する“荒らしコメント”が絶えないため、この記事に限り本日付でコメント/トラックバックを禁止しました。

 どうやら、人気の女性タレントさんの名前を記事中で引き合いに出すと、ハッカーに狙われやすくなる傾向があるようです。

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2005年8月21日 (日)

フィードメーターが示す「ブログ人気」

 突然ですが、皆さんはWeb上で「フィードメーター」をご覧になったことがありますか?

 これは「feedmeter.net」というWebサイトが、ブログやニュースサイトなどの運営者に対し利用を勧めているもので、各サイトの更新情報をまとめた「RSSフィード」の購読者数の多さを表す星印と、そのサイトの更新頻度を表すバーグラフとの組み合わせで構成されています。星印の数は1個から3個、バーグラフの長短は5段階で、星印の多いサイトほど人気が高く、またバーグラフが伸びているサイトほど頻繁に更新されているということが一目で判る仕組みになっています。

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050821_1  feedmeter.net では、フィードメーターの利用登録受付ページの他、利用登録済みサイトを人気度順に1位から300位まで並べた「昨日のランキング」というページが公開されています。すべてのブログやニュースサイトがフィードメーターを利用している訳ではないのですが、一般にアクセス数が多いとされる有名Webサイトの多くが feedmeter.net に登録されているため、現在のWeb人気を分析する上で非常に参考になるランキングといえるのではないかと思います。

 8月20日付の集計で上位陣を眺めてみると、総合トップ『スラッシュドット ジャパン』をはじめ、2・4・5・6位がすべてIT(情報技術)産業あるいはパソコン関連の情報を集めたサイト。3位も朝日新聞社の公式Web『アサヒ・コム』で、ブログがこれら強大ニュースWebの群の中に入り込む余地はないのかと思いきや、7~10位にはIT関連分野の話題に詳しくタッチした個人作成のブログが勢揃い。そして11位には、先月23日のSTALOGエントリーでテーマとして取り上げた『眞鍋かをりのここだけの話』が顔を出しています。

 30位圏内ともなればブログの数はさらに増え、一般人が作成したものの中でも有名どころに当たる『ARTIFACT-人工事実-』(14位)『ネタフル』(25位)などの名が挙がってきます。

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 ここまでで話を打ち切ってしまうと、マスコミなどがしきりに騒ぎ立てている“著名人系ブログブーム”も実はたいしたことないじゃないか、と思われるかもしれませんが、インターネットを最も広く活用しているのはWebニュースの速報性を特に重んじるビジネスマンたちですから、ニュースサイトがRSS購読者数ランキングのトップグループを独占するのはもはや当前のこと。そうした中、芸能人分野で最高位につけている眞鍋さんのブログをはじめ、『クマガイコム』(17位)『古田敦也公式ブログ』(28位)『livedoor 社長日記』(34位)など、どちらかといえばエンターテイメント色の強い著名人系ブログが、報道系Webサイトなどと対等に人気度を競い合える地位を得ていることは、やはり注目されて然るべきでしょう。

 もちろん、「一芸に秀でる」ことを目標に長年研鑽を重ね、その苦労が実って多くのRSS購読者を獲得するに至った優秀な一般人ブロガーたちの存在も、決して忘れてはならないものです。

  * * *

 ちなみにバーグラフで表される更新頻度についてですが、これはニュースサイトが圧倒的に優位な扱いを受ける構造になっており、多忙な生活環境にその身を置く芸能人やプロスポーツ選手のサイトにとっては、極めて酷な指標といえます。

 事実、先月頃からTV出演の機会が急増している眞鍋さんや、現在負傷治療中の古田選手のブログの更新頻度は、フィードメーター上では最低ランク(8/20現在)。せっかく人気度で最上位の3つ星が付いているのに…と、今にもどこからか溜息が聞こえてきそうな状態ですが、それだけ次のエントリーの発表を心待ちにしている者が多い、ということの裏付けとして、ここは大目に見てあげようではありませんか。

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2005年8月 9日 (火)

取扱停止中のため、悪しからず

 @niftyBOOKSでの予約取扱が一時停止されたため、「おすすめの書籍」リストから「眞鍋かをりのココだけの話」(インフォバーン刊、8/27頃発売予定)を急遽削除させていただきました。

 この書籍の前評判が極めて高かったために、どうやら大量の購入予約がオンラインショップに殺到してしまったようです。眞鍋さんはニフティ直系のココログで最も人気のある、そして最も大切なゲストブロガーの一人ですから、これは致し方ない事態なのかもしれません。

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 他のオンライン書店では予約できる場合がありますので、早期購入を希望される方は「ココログブックス」の書籍紹介ページを開いてみてください。

 なお、@niftyBOOKSでの予約取扱再開が確認された場合は、同書を「おすすめの書籍」リストに再掲載いたします。

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【8/10 11:15追記】 @niftyBOOKSで「眞鍋かをりのココだけの話」の予約取扱が再開されたため、リンクを再掲しました。

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2005年7月23日 (土)

“女王”が教えてくれるもの

 ブログがHTMLで記された普通のWebサイトと決定的に違う点といえば、私の初エントリーでも取り上げている「トラックバック(trackback:TB)機能」の存在でしょう。元記事Aと、それを参考にして書かれた記事Bがそれぞれの著者のブログ上にある場合、Bが書かれた時点でその著者がAに対するトラックバックURLを貼り付けてあれば、Aの著者の意志に関係なくAB方向のリンクを生成できる、というものです。

 ブログが普及する以前には、Bの著者からAの著者へ逆リンクを依頼して2記事間の相互リンクを完成させるのが常でしたが、ブログのTB機能は逆リンク依頼の必要性をなくしてしまいました。つまり、サイト間での情報共有の手順を根本から変えたのです。

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 数年前まで日本人に耳なじみのなかった、このトラックバックという言葉を広く世間一般に知らしめた存在の一人に、愛媛県西条市出身の有名タレント・眞鍋かをりさんがいます。

050723_1  彼女が昨年6月末からココログ上で公開している『眞鍋かをりのここだけの話』は、タレントブログらしからぬ自然な文体とその内容の面白さ、さらに絶大なインパクトを持つ写真投稿ネタが評判に次ぐ評判を呼び、オープンから半月を待たずして不動の地位を勝ち取った超人気サイト。独特のタッチの記事に衝撃を受けたブロガーたちは次々と彼女のブログにTBを送り、遂には1記事あたりのTB件数で日本記録を更新させるまでに至りました。これが大々的にネットメディアなどで報じられたことから、TBという用語が一般に知れ渡ったのです(ちなみに、23日10時現在のTB記録は「ご報告」の1,633件=注記参照=)

 私が『~ここだけの話』の存在を知ったのは、実はつい40日ほど前のこと。そちらに初めてアクセスした際には

  記事を読み始めてから1分もしないうちに、

  PCの前で笑い転げる

という大変貴重な体験をさせてもらいました。最新ネタ(本記事執筆時点)では彼女の高校時代の覆面写真が公開されていますが、掲載当初には「奇行」という評価がかなり多く集まったこのエントリーにも、タレント界きっての才媛と評される眞鍋さんのエンターテイナー精神がよく表れていて、とても微笑ましく感じます。

  * * *

 しかし『~ここだけの話』を含め日本の人気ブログにとって悔やまれるのは、

  元記事の内容が秀逸なのに、

  その記事との関連性がまるでない「無関係TB」や、

  客観性のない私見だけにとらわれてエディターを誹謗中傷する

  「敵対的TB」非常に多い

ということ。いわゆる「トラックバックセンター化」の弊害です。

 元記事のエディターの意志にかかわらず記事間の相互リンクを作れるブログとあって、それを運営する者にはより高いネチケット意識が求められるはずなのに、そのことをわきまえていない市民ブロガーがあまりにも多すぎる…というわが国のネット界の現実を目の前に突きつけられているようで、胸が痛みます。

 そんなことを思っていた矢先、20日付の『ITmediaモバイル』に注目すべき記事が載りました。モトローラ社が東京・丸ビルで開催した携帯電話のプロモーションイベントの中で、眞鍋さんがご自身のブログやそこに送られてくる敵対的TBに対して、大変意義深い発言をしたというものです。

「読んだ人が傷ついたりしないように、とか、読む人のことを必ず意識して書いています。それは読まれるために必要なこと。“読まれるブログ”と“読まれないブログ”の差が出てくるのは、そういうところに理由があるのだと思います」

「ひどいことを書いて送ってくる人は、どんなことを書いてるんだろうと思って、ほかのところも読むんです。そういう人って、ほかのエントリも書き捨てというか、たいていひどいことが書いてある」

 「ブログの女王」の異名をとる人物からの、この言葉。出る杭をしきりに打ちたがる者が多い現代日本のネット社会に対し、クリエイターとしてその頂に立つ者がこうした道徳的な発言に出るのには、相当な勇気が必要だったことでしょう。ブログ界に参入してまだ1週間足らずの私ですが、彼女のこの姿勢には本当に感服せざるを得ません。

  * * *

 脊梁山脈の北と南という違いこそあれ、私と同じ四国の地に育ったブログ界のカリスマ。常に新しい切り口でインターネットのさらなる楽しみ方を提供してくれる“先駆者”の、そしてネチケット意識を持ち続けることの大切さを万人に教えてくれた“良識派”の眞鍋さんに、これからも熱きエールを送り続けたいと思います。

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【25日0:00追記】

 この記事の掲載翌日、眞鍋さんのブログの最多TB記事が「ご報告」(追記時点で1,641件)から「人に歴史あり」(同1,788件)に変わりました。

※TB件数は時々刻々と変化しています。最新の状況は、『~ココだけの話』(8/29改題・下記参照)のTOPページ及びバックナンバーのページにてお確かめください。

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【8/30追記】

 前日8/29付のブログ関連書籍発売に合わせ、同日をもって眞鍋さんのブログのタイトル及びテンプレートデザインが変更されました。新タイトルは『眞鍋かをりのココだけの話』(書名と同じ)です。

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